あ〜…死にたい…
いきなりですが、あなたは「死にたい」と思ったことありませんか?
私はこんな記事を書いてあるわけですから、そういった自殺願望をもったことがあります。(今はだいぶ落ち着きましたが…完全に消えたわけではないです。)
でも不思議ですよね。
普通は誰しも死にたくないと思っているのに、
私たち毒親育ちの多くは私も含めて「死にたい」と言ってしまうのでしょうか?
今回はなぜ毒親育ちがすぐに「死にたい」と言ってしまうのか?
これは毒親育ちがこれから生きていく上ではでさけては通れない問題だと思うので、
毒親育ちが死にたくなる理由ついて解説していこうと思います。
どうも、サトウベアーです!(@KmoWyxoTbqIn70Q)
今回は毒親育ちが死にたくなる理由についてお話ししたいと思います。
この記事の結論について
毒親育ちはどうして死にたいと言ってしまうのか?
そもそも、どうして毒親育ちは死にたいと言ってしまうんでしょうか?
これはあくまでも私が自殺願望をもった時に感じた気持ちなんですが、
「死にたい」=「もう全部どうでもいい、はやく消えたい」
という意味であり、
「死にたい」=「実際に自殺したい」
という意味ではないんですよね。すこしややこしいですが💦
え?つまり、本当に死にたいわけではなく、
「全部めんどうだから消えてなくなりたいな…😔」
って思っているってこと?
はい。そんな感じです。
「死にたい」という言葉は実際に自殺をすることを望んでいるわけではなく、
”自分の存在を消してもうラクになりたい”という気持ちを表現したいから「死にたい」といってるわけなんですね。
どうして自分の存在を消してラクになりたいのか?
私の場合は、2つ理由がありました。
①全責任を生まれた時から背負わされて、すべてが面倒に感じるから。
②否定されてすぎて、自分の存在価値を感じられないから。
まずは順番ずつ説明していこうと思います。
①全責任を生まれた時から背負わされてすべてが面倒に感じるから。
毒親育ちは原因はわかりませんが残念ながら、世間からの理解がありません。
そのためか、
生まれてきた時から全責任を自分に背負わされているように感じるんです。
親のせいで本当に人生が台無しになっても、
なんでもかんでも親にするな!
育児環境のせいで成績が悪くても、
環境のせいにするな!
人生がつらくて弱音を吐こうとしても、
大人なのに甘えたことをいうな!
こんな風に、
たとえそれが事実だったとしても、親のせいにすることが許されません。
子どもは”生まれくる環境を選べないし、親も選べないのにも関わらず”です。
生まれくる環境も親も選べないのにあまりにも理不尽ですよね。
「言い訳するな!すべての全責任はお前にあるんだ!」
と生まれた時から、大人になっても言われ続ければ、
全部自分が悪いんだ。
人生ってつらいし、しんどいだけだな…。
ならいっそのこと…。
そう感じてしまうのはあたり前ですよね。
たとえるなら、
みたいなものです。
いきなり降ってわいてきた問題なのに、
先生の悪い点は指摘されず、それらを全部自分のせいにされるみたいものです。
実際には違うかもしれませんが、感覚的にそんな感じです。
「自分では解決できない問題を押しつけられ、すべて自分のせいにされる。」
これが毒親育ちの人生と考えると、相当しんどいと思いませんか?
全部どうでもいいや、あー消えたい…
人生がそのものがつらい。めんどくさい…
そう感じてしまうのも、あたり前ですよね。
②否定されてすぎて、自分の存在価値を感じられないから。
「なぜ自分の存在を消してラクになりたいのか?」2つ目の理由としては、
毒親に人格否定をされすぎて、自分の存在価値を感じられないためです。
親というのは子にとって神様みたいものです。
子どもは親なしでは生きていけないため、どんな親だろうと親のいうことは全部正しいと思っていますし、それが本当だと思い込みやすいのです。
そんな神様みたいな存在から毎日、
「お前はダメなやつだ!」
「お前なんか生まれてこなければよかった。」
と自分の存在を否定されるような言葉をいわれて続けてしまったら、どうなるでしょうか?
それはもう本当に「自分は生きてる価値がないんだ…😔」と思い込み、自分で自分を責め始めてしまうのです。
毒親育ちなら、わかる感覚なのではないでしょうか?
親から否定されるだけではなく、気持ちも無視され続ける。
さらに親からの否定も加えて、
親へ向けた自分の感情や欲求といったもの(親にわかって欲しい気持ち)もすべて無視されるようになります。
たとえば、
なんでお父さんとお母さんは自分の気持ちをわかってくれないの!
こういった反抗的態度や親の思い通りにならない行動を少しでもとってしまうと…
なんだ!その態度は誰にメシを食わせてもらってると思ってるんだ!家からでていけ!
そんなことする子はお母さんの子どもじゃない!
といった子供たちの感情や欲求に対して理解を示すどころか、
子どもを脅してコントロール(支配)しようしたり、気持ちを無視するなど、”心理的虐待”をすることがよくあります。
しかもそれが何度も、何度も、何度も繰り返されます。
ごめんなさい、私が悪かったんです。ごめんなさい。
そんな心理的虐待をされ続ければ、子どもは自分自身を守るため、”ある行動”をします。
それが「感情を抑え込む」という行動です
言うだけ無駄なんだ。
言ってもわかってもらえないし、あんなに怒られるなら自分の気持ちなんか抑えてしまおう。
子どもは毒親からのこれ以上の心理的虐待を防ぐため、自然と感情を抑え込むようになるのです。
感情を抑え込むによって、以下の悪影響がでるようになります。
・他人とのコミュニケーションがうまくいかないため、孤独になりやすい。
・悲しみや不安といった負の感情が内側にたまり、うつ状態になりやすい。
などなど。
学校生活でもうまくいかなかったのもすべては毒親のせい。
感情を抑えこむことが原因だったんです。
毒親育ちはこの「感情を抑え込む」という行動が、大人になっても習慣として残ってしまうため、
生きてる実感が湧かない。
やりたいこともわからない。
なにをやっていても楽しくない。
大人になってもこういった気持ちに抱え込みやすくなるんです。
さらに大人になってからは、感情を抑え込む悪影響が顕著に現れやすく、
子どもの頃は感情を抑えて、ただ親に言われたことをやればいいだけだったのが、
大人になってから、社会にでて急に自発性・主体性を求められる環境もあいまって、
なにをやってもうまくいかない!自発性・主体性ってなんだ?
よくわからないよ…
周りはできているのに、なんで自分はこんな簡単なこともできないの?もう自分は生きてる価値なんてない。
最後には、自己否定もあいまって「生きてる価値なんてない」と感じることで、この世から消えたいなくなりたいと思ってしまうんですね。
毒親育ちは孤独。気持ちは理解されづらいし、相談できない。
さらに「死にたい」という気持ちを加速させているのが、
「孤独」という点です。
毒親育ちの人は、過酷な家庭環境で育ったことが多く、周囲とのつながりが希薄な状態に置かれることは決して珍しいことではありません。
自分自身の感情や苦しみを表現できず、親しい友達などにも打ち明けることができない場合もあります。
特に、まわりから自分の親は「良い親、優しい親だよ」といわれてる場合ほど相談しづらくなります。
私の親って優しい親かな?(私っておかしいの?)
え?優しいよ?そんなの当たり前じゃん?
そ、そうだよね。(やっぱり自分のほうがおかしいんだ…)
毒親は決して他人には本性を現さないため、他人からは毒親だと気づかれにくく、毒親育ちは自分の親が毒親だと理解されづらいです。
そのため、まるで親を批判をしている自分が悪者のように感じられて、
「自分の親はまわりが優しいっていってるし、私のほうがおかしいんだ…😔」と思いこみやすく、毒親育ちの人は孤独を感じることが多いのです。
誰も毒親について理解してくれない、誰にも話せない、誰も自分を理解してくれない…。
こんな気持ちを幼い時から一人で抱え込んでいます。
また、毒親育ちは家庭内で受けた暴力や虐待、精神的な苦痛などのトラウマを抱えていることが多く、
そのような経験が原因で、周りの人々とのコミニュケーションや人間関係に問題を抱えやすいことも拍車をかけて、孤独をより一層強めてしまっているのです。
「周りが敵に見えており、信頼できなくなっているから相談できない」といった状態におちいってるわけです。
誰かに共感してほしい、助けてを求めている
SNSとかでよく毒親育ちが死にたいって見かけますよね?
あれはそこでその気持ちを発散させているんです。
決してかまってちゃんだとか、メンヘラだから。ということではなく、
相談する行き場がないため、誰かに少しでも共感してほしい、わかって欲しいと思って、SOSを出しているんです。
「死にたい=誰か助けて!」そうさけんでいるのです。
本当は死にたくない!と必死にあがいているんです。
現実世界では理解されないと知っているから、SNSで助けを求めている
現実世界ではさきほどいった通り、
幼い頃からの経験で、周囲の人には自分を理解されない、受けいれてもらえないことも十分知っています。
友達や職場で勇気を振り絞って相談したしても、
「死にたいなんて、そんなこと言っちゃダメだよ!😅」
「かまってちゃんかよ。気持ちわる。😥」
「おもっ!もしかしてメンヘラ?笑🙄」
と気持ち悪がられたりして終わりでしょう。
ですから、SNSでつぶやくんです。
SNSで「死にたい」と言っている人は、自分の気持ちを否定されるのが怖いんです。
一生懸命、声を振り絞って出した「死にたい」という気持ちを否定されたくないから。
そんな気持ちがSNSではあふれているんですね。
決して軽い気持ちや中途半端な気持ちで、「死」というワードを持ち出してるわけではないんです。
今回の一言まとめポイント💡
毒親育ちの人生というのは本当に壮絶です。
小さい頃から誰にも理解者がいてくれないなら、誰にも打ち明けられず、ずっとモヤモヤした気持ちを抱えて一人で生きていくことになります。
生きていくのがもう本当につらくなるんです。
学生時代の頃は特にひどく、寝ても覚めてもぼんやりとしていてやる気が起きないし、食事も砂の味がしました。
踏切や駅のホームで線路をみるたびに、ずっとジッーと見つめることもありました。
それでも生きてこれたのは、今は疎遠になりましたがその時打ち開ける存在がいてくれたからです。
本当に死ないためにも、いのちの電話など毒親育ちに対して理解示してくれる人に自分の気持ちを話すことが大切だと思います。
話すことでも少なくとも、気持ちの発散や自分自身の気持ちを整理することができます。
※いのちの電話なら、直接電話でも、SNSやチャットでも相談することができます。
正直な感想として、たとえ、誰かに話を聞いてもらったとしても現実問題としては何も解決しないかもしれません。
しかし、気分は少なくとも格段によくなります。
ほかにも自分の感情をこうやってブログなどで吐き出すことで孤独感や不安を軽減することができるので、案外ブログもいいかもしれません。
難しい問題なのでそんな簡単には解決しないかもしれませんが、
私としてはこの気持ちを否定するわけでもなく、受け入れてあげて、すこしでも発散できる場所を探してうまく付き合っていけたらと思っています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。