毒親を恨んでいるけど、なんかもう疲れた…。いいかげん毒親から解放されたい。
「恨むのはもう疲れた…。」
毒親を恨みながらも、実はもう恨むのは疲れてしまった…。
そう思っている毒親育ちもいるのではないでしょうか?
私もその一人です。
毒親と気づいた時は最初のうちは怒りを毒親に向けることで、ストレス発散になっていて良かったのですが、もう責めることにも疲れてしまって…。
一人暮らしをしている時でさえもSNSとかで、
「毒親だった!ひどい奴らだ!あんなの親でない!」
とつぶやいて、毒親を責めても、一時的にはストレス解消になるだけで、
時間が経てば、苦しんだ過去を振り返ってしまい、怒り・悲しみがフツフツと湧いてきてまた同じようなことを繰り返してしまい、根本的な問題が解決ができない毎日…。
さらには、SNSで他の人が楽しそう・嬉しそうにしているのを見て、さらにイラついたり、惨めな気持ちになったりすることもあって…。
家族を築いている友達や夢を追っている友達のSNSを見ながら「まわりが進んでいるのに自分だけがなんか前に進めていないなー」という虚無感?みたいなものが襲ってくるんですよね。
自分自身そんな自分に嫌気がさしてしまって、「いい加減に前に進みたい!」と思ったんです。
そこで色々試行錯誤した結果、試した方法の中に実際に効果があったものがあったので、今回はその方法を紹介しようと思います。
これから紹介する方法で、毒親育ちが一人でも多く、本当の意味で毒親から解放されることを切に願っています。
どうも、サトウベアーです!(@KmoWyxoTbqIn70Q)
今回は毒親育ちが自分を育て直す方法についてお話ししたいと思います。
手軽で、今からでもできる!
自分を育て直す方法を5つ紹介!
弱い自分も認めてあげる
まず最初にオススメしたいのが、「弱い自分を認めてあげる方法」です。
”自分の良いところばかりでなく、弱いところ、汚いところなど悪い部分も含めて自分なんだ!”と認めてあげるというものです。
なんでこの方法をオススメするのかというと、
毒親育ちほど弱い自分を認めてあげられない、弱い自分を否定して自己嫌悪におちいってしまうことが多いからです。
通常の感覚なら、なにごとにもある程度いいかげんさを持っていて、
誰でも実行しなくてもこんな考え(浮気したい!、自分だけが得したい!という自己中心的な考え)をもっているだろうと妥協するものですが、
毒親育ちの多くは毒親の悪影響で白黒思考(完璧をめざすあまり、完璧以外は失敗と捉える思考=完璧主義)になっていることが多く、
毒親育ちの場合は完璧な自分、正しくてキレイな自分以外認めてあげることができません。
しまいには…
こんな考えをもっている弱い自分、汚い自分なんて認められない。こんな考えをもっている自分はなんて最低な人間なんだ!
と自分を責めはじめてしまうことだってあります。
こういったことを白黒思考を防ぐためにには、さきほどに説明した”弱い時自分を認めてあげる”のが効果抜群です。
たとえば、私の場合だと毎日のように、
「こんな考えを持ったっていいよね。こんな弱い自分も自分の一部なんだよね。😌」
と言い聴かせていたら、自然と自責・自己嫌悪が少なくなっていったのを覚えています。
私の毒親育ちの友人に教えてあげたところみるみるうち、自責・自己嫌悪がなくなっていったので効果は確実にあると思います。
中には、この方法を最初からムダだと思う人もいらっしゃるとは思いますが…
本当に効果あるの?やってもムダなんじゃない?
という人ほど効果があるので、騙されたと思ってやってみて下さい。
これが意外と効果があったりするので、まだやってない人はぜひ一度試していただきたいです。
自分の気持ちに正直になる
次は「自分の気持ちに正直になる」というものです。
あなたが毒親が許したくないと思ったら、許さなくていいし、
許したいと思ったら、許していいのです。
あなたが復讐したいと思ったら、したらいいし、
復讐したくないと思ったら、復讐しなくていいのです。
自分がやりたいようにやりましょう。
だた一つ気をつけてほしいことがあって、
それは「〜しなければならない。」となにかしらの義務感を感じた時です。
たとえば、
😞「世の中が”相手を許さないと幸せになれない”と言っている許さないといけないかな…。」
とか、
😫「世の中が”復讐なんて何も生まない。復讐なんて無意味”と言っているから復讐はするべきではないかな…。」
そう思ったら、「あ、危ないな」「いや、ちょっとそれおかしくない?」と自分に問うように習慣をつけましょう。
なぜならそれは、自分の本当の気持ちを無視して、自分を騙しているからにすぎないからです。
人というのは正当な理由がないと、無条件で納得するようにはできていません。
それこそ、「〜しなければならないから。」なんて自分の感情を無視して全然納得ができない理由で、自分を騙しつづけると、
「本当の気持ちに気づいて!」と心がSOSを出して、体調不良が続いたり、うつ病になったりすることがあります。
だからこそ、自分の気持ちに正直であることが必要なんです。
「私はこう思ったんだよね。感じたんだよね。これは世間では間違っているかもしれないけど、自分の中での正解なんだよね。だから、今は毒親を許さなくてもいいよね。」
と自分の気持ちと向き合い、認めてあげて、発散してあげることが大切です。
世の中の正論はただ正しいだけであなたの中の正解とは違いますし、あなたを救うと限りません。あくまでも一つのアドバイスとしてうけとりましょう。
他人からそういっているから、苦しいから無理やり毒親を許したとしても根本的な問題は解決しません。
”向き合う”のではなく、”逃げ”で許すことはあなたを余計苦しませることに繋がります。
向き合うのができなかったら、また時がきたら向き合えるようになれるでしょうし、今判断しなくてもいいんです。
向き合おうとしただけで、一歩前進です。
許さなくてもいいし、許してもいい。向き合うことはなく、今はとりあえず放置。
正解はありません。どれを選んでも自分で納得できるならどれでもいいと思います。
最終的には、「そういえば毒親について深刻に考えた時もあったな〜」と自分が毒親の対して興味がなくす、気にしなくてなれたら最高ですね。
自分の思考のクセや認知(ものをどう捉えているか?)を把握し、修正する
毒親育ちがなぜ日頃から生きづらさを感じているかというと、
毒親の教育・洗脳による影響で、思考や認知に歪みをかかえているからです。
たとえば、
- 損回りな役が多いと感じるのに、自分よりも他人を一番に優先してしまう。
- 恋人などに過度に尽くしてしまうのに、甘えられない。
- 誰からも好かれたい。嫌われるのはさけたい。
- 「常に正しいことをして、いかなる時もルールを守らないといけない。」と思っている。
- 「相手を楽しませないといけない、喜ばさないといけない。」と思っている。
- 本来の自分が嫌い。「素の自分を出すと自分は恋人や友達に嫌われる」と思っている。
などなど。
こういった思考のクセや認知の歪みを毒親育ちはパターンとしてもっていることが多いです。
もし、毒親育ちが自分の人生を生きやすくしていきたい!と考えているなら、
毒親育ちの特有の思考のクセや認知の歪みのパターンを把握し、生きやすくなるように自分で修正していく必要があります。
具体的どんな修正をしていく必要があるかというと、
損回りな役が多いと感じるのに、自分よりも他人を一番に優先してしまう。
→我慢を続けてしまうと他人にも自分の考えを押し付けるようになってしまうから、自分を一番優先にして生きていこう。
恋人などに過度に尽くしてしまうのに、甘えられない。
→過度に尽くしてしまうのも、甘えられないのも、見捨てられる不安感があるかもしれない。もし、そうだったらただ苦しいだけ。幸せになるためにそういった癖なくていく。誰からも好かれたい。嫌われるのはさけたい。
→他人の印象ばかり気にしていては、他人の人生を生きていくことになる。自分の人生を生きるために好かれたい人だけに好かれるようにしよう。「常に正しいことをして、いかなる時もルールを守らないといけない。」と思っている。
→ある程度の妥協も必要。正しさなんてその時々の状況で変わるもの。絶対守る必要はない。「相手を楽しませないといけない、喜ばさないといけない。」と思っている。
→相手が不機嫌なのは相手の問題であり、自分の問題ではない。自分のせいではないので気遣う必要もないし、放置しておくのが一番。本来の自分が嫌い。「素の自分を出すと自分は恋人や友達に嫌われる」と思っている。
→演じているほうが疲れるし、いつかボロがでる。それなら少しずつでも素の自分を出していこう。嫌われたら、ただ相性が良くなかっただけ。気にする必要なない。
ただ言い聞かせるだけではなく、
自分が納得できる理由・根拠をつけて自分に言い聞かせるようにすると、自分でも納得して積極的に自分から変わろうと思えるのでオススメの方法の一つです。
なるほどだからダメなんだ!そういった理由があるなら変わろう!
最初こそは違和感を感じるかもしれませんが、毎日3分間ぐらい時間を作ってちょっとずつやっていけば慣れてくると思います。
続けられないなくても大丈夫です。「行動に移せた」という時点ですでに前に進めています。
思い出した時、気が向いた時にでもやってみてくださいね。
自分が一体なにに怒りを感じているのか?注目すると見つけやすい!
もし、
修正するための思考の癖や認知の歪みが見つけられない!
と悩んでいるようでしたら、
「毒親育ち特有の思考のクセ 認知の歪み」とインターネットで検索すると色々出てくるので、それを参考にしてみてもいいかもしれません。
え?これって毒親育ち特有の思考のクセ、認知の歪みだったの?
というものが意外とあると思います。新しい自分が発見できたみたい面白いのでよかったら試してみて下さいね。
ほかにも、日常生活の中で「怒り」に注目すると、自分の思考のクセや歪みに気づくキッカケにもなるので、「なんかムッとした、モヤっとした」ということを紙、スマホのメモ張に、メモしておくといいと思います。
また、同時に自分が気分が良いこと、これをやると嬉しくなるということもメモしておくと、
自分のとって本当にやりたいことや楽しいことをより早く見つけられるので、気がついた時にメモしておくといいかもしれませんね。
「思考のクセや認知の歪みの分析」は長い時間がかかると思いますが、
それだけ効果は確実にあります。焦らずゆっくりやっていきましょう。
ほめ日記をつけたり、声に出して自己肯定感をあげる
これはよく自己肯定感をあげる方法とよく使われるものなのですが、
1日の終わりに自分をほめる日記をつけたり、それを読みあげるというものです。
具体的には、
- 今日はだるかったけど、頑張って出社できた!仕事を頑張った私ってすごい!
- 今日は外出して見たかった映画見れた!行動できた私ってえらい!
- 今日は外国人に道を聞かれ、困惑したが、教えることができた!私って親切!
ポイントとしては、できなかったことより、「自分がなにができたか?どんな行動できたか?」と具体的に褒めてあげると自己肯定感が上がりやすいです。
ただし、ここでやっていけないことがあって、
それは「1日の終わりにほめ日記ではなく、SNSを見ること。」
SNSを見ると、自分を他人と比較してしまい、「自分なんて…😢」という感情になりやすいです。
元気な時や人生が順調な時には「よし!負けてられるか!頑張るぞ!」とむしろやる気が上がるのですが…、
元気がない時に見てしまうと自己肯定感が下がってしまい、逆効果になってしまいます。
ですから、1日の終わりにはSNSではなく、ほめ日記をつけることをオススメします。
SNSは情報をいち早く得られる、共通の毒親育ちと繋がれるといったメリットはありますが、自己肯定感をあげるの目的には向いていません。長くSNSを使っているとうつ病になるリスクもあるので、自分に合った使い方をしましょう。
負の感情を全部書き出す方法もオススメ。
自分を褒めるなんてムリ。イライラしてそれどころではない!
といった人にオススメしたいのが、
「負の感情を全部紙に書き出す」という方法です。
やり方はとにかくシンプルで、紙(A4くらいの大きさがオススメ)とペンを用意して、
憂うつな気分の時、イライラしている時などネガティブな気持ちになっている時に自分の感情を思ったことをそのまま書き出すというものです
たとえば、
- なんでいつも自分だけ…。
- どうしていつもこうなるんだろ…。
- 〇〇にムカついた。〇〇にイライラする!
- 〇〇ばっかりズルい!
できるだけ具体的に、「どんなことが原因で悲しい気持ちになったのか?」「なんでイライラしたのか?」「どこで、誰にイライラしたのか?」エピソード形式みたいにすると書きやすいですし、自分の感情を整理できます。
他人に見られるわけではないので、誤字っても、どこから書いても、何枚使ってもかまいせん。
感情が落ち着くまで書いてみましょう。
”スマホやタブレットのメモのほうが書きやすいかも…🤔”といった人はそちらを使ってみてもいいかもしれませんね。
そして、おまけでやって欲しいのが、「忘れかけた時にそのメモを見返すこと」です。
忘れかけた時に見返すことで、
「こんなことで悩んでいたんだ。でも、今は気にしてないし、こんな自分でも乗り越えられた。」
「あの時ははこんなにイライラしてたんだ。でもあの時イライラを表に出さなかった自分はえらいぞ!」
と自分のネガティブな側面を認めつつも、
”こんな自分にも良いところがある!😊”と自分の頑張り認めてあげることで、結果的に自己肯定感が上げることが期待できます。
心の余裕がある時にはやってみてもいいかもしれませんね。
自分を大事にする練習をする
最後にやってほしいのが「自分を大事にする練習をする」というものです。
あまりにも抽象的なので、具体的な行動をいうと、
- 「自分が休みたい!」と思った時に休む。
- 嫌なことは嫌だと言う。
- やりたくないことは断る。
- 付き合い人だけと付き合う。人を選ぶ。
- その時の気分でやりたいことをやる。
- 何か達成できたたびに自分にご褒美をあげる。
- 自分を最優先にする。損得勘定で動いてもいいと言い聞かせる。
ようは、”自分を甘やかす練習”をするというものです。
”自分を甘やかす”というと、なにか悪いことをやっているように感じますが、
毒親育ちというのは責任感がとにかく強く、真面目で頑張りすぎてしまう傾向があり、自然と自分よりも他人を優先してしまいます。
ですから、毒親育ちの場合は「自分をとにかく甘やかす、自分を最優先に大切にする。」それぐらいの意識をもってたほうが実はちょうど良かったりするのです。
最初のうちには難しいとは思いますが、
できることから少しずつ、少しずつはじめていきましょう。
幼い頃、親に大事にされなかった分、今の自分を大切に育てて直してあげてくださいね。
今回の一言まとめポイント💡
「毒親をいくら責めても根本的な解決にはならない。」ということ、「根本的解決をするためには自分を育てて直していくしかない」ということを伝えました。
しかし、そうはいっても人間は感情の生き物です。
こうすれば治る!とはいっても、はいそうですか。じゃあやります!とはうまくはいきません。
心の整理というものがつかないと、行動にうつせませんから。
だから、少しでも恨み足りない、そう感じるなら恨み続けていいと思うのです。
自分の心の整理がついたタイミングでいいと思います。他人から言われて納得できることではありませんからね。
もしこれから先、自分の好きなタイミングで、自分が納得して自分を育て直す準備ができた時には紹介した方法をよかったら試してみてくださいね。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
一刻も早く毒親から解放されて幸せな人生を生きましょう!それでは!