どうも、サトウです!😆
今回は脳があなたの邪魔をしてくる?
認知バイアス辞典について解説したいと思います。
この記事の結論について
この本の総評
・「認知バイアス」が少しでも気になっていたら入門書としてオススメ!
・まったく知識がない人でも、「認知バイアス」について理解することができる!
・表や例え話を通じて、わかりやすくまとめており、見やすい!
・ちょっと専門的な内容なので、読みづらいところも所々ある。
この本の要約
そもそも認知バイアスってなに?
認知バイアスとは偏見や先入観、固執断定や歪んだデータ、一方的な思い込みや誤解などを幅広く指す言葉 :認知バイアス辞典より引用
簡単にいうと、偏った考え方、思い込み、先入観といえばわかりやすいでしょうか?
身近な例でいえば
よく行くいきつけの店で
なじみのある食べ物ばかりを食べたりしていませんか?
いつも食べているパスタが一番に美味しいに間違いない!
他のものを選んでまずかったらどうしよ・・
なら、やっぱりいつも食べているパスタにしようかな!
確かにパスタが美味しいのは間違いないでしょう。
しかし、
もしかしたら、頼んだことのないメニューのほうがパスタより、とびっきり美味しいかもしれません。
それなのになぜ「他のメニューを選ぶ」ということだけでこんな不安になったり、迷ったりしてしまうのはなぜでしょうか?
実はこれは、
現状維持バイアス(変化したほう良い状態でも現状を維持しようする)といって、勝手に脳が「決めつけたり、思い込んだりしている状態」なんです。
これが「認知バイアス」といって、脳があなたの邪魔をしてくる正体なんです。
3つの研究分野で活躍している専門家が集まって書いている!
この本では「意味が同じだったり、曖昧な数百とある認知バイアス」をわかりやすいようになんと60個に凝集して、まとめています。
インターネットで検索した人ならわかると思いますが、「認知バイアス」と調べると、あまりありすぎて調べるのを断念するぐらい沢山あります😅
それが60個って!すごくないですか?
3人の各分野で活躍している専門家
論理学:山崎紗紀子氏
認知科学:宮代こずゑ氏
社会心理学:菊池由希子氏
が執筆。
論理的根拠がしっかりしており、解説に一つずつ参考文献が載っているので信頼できる内容となっています。
あなたは次の3つの質問にYESと答えられますか?
筆者はこの本を読めば、
次の3つの質問にYESと答えられるはずだ!と話されています。
2、デマやフェイクニュースに騙されていませんか?
3、自分の頭で論理的・科学的に考えられていますか?
もし、1つでもこの質問に「YES」と答えられない・・と思ったなら一度手にとって一度読んで見ることをオススメします!
本の中身をちょっと紹介!バイアスってどんなの?
「認知バイアス」といわれても、わかりずらいと思うの本の内容を一部引用して、
「認知バイアス」ってどんなものなのか?を説明していきたいと思います。
これはあくまでも一部なので気になる内容がありましたら、ぜひ実際に読んでみてくださいね!
二分法の誤謬
実際にはより多くの選択肢が存在するのにかかわらず、限られた選択肢しかないと思い込んでしまうことにより生じる誤謬(間違えること)。
これはつまり、
「2つの選択肢がしかない」という思い込みのこと。
わかりやすい例でいうと
「仕事と私どっちが大事なのよ!」とドラマや現実でもよくある場面。
これも「私」と「仕事」どちらも“バランス良く大事にする”という第3の選択肢ができるのにも関わらず、
どっちにしか大事にしてはいけないという思い込みが発生しているのです。
「2つの選択肢がしかない」という時は、必ず第3の選択肢があるかもしれないと考えるといいと思います。
ハロー効果
どこか優れている能力(劣っている点)を見つけると、その他の能力においても優れている(劣っている)と考えがちになる現象。
これはつまり、
その人の一つの側面を見ただけで、「それがその人のすべて」だという思い込みのこと。
わかりやすい例でいうと、
外見だけ相手を決めつけてしまうことがあります。
例えば
- 🤵🏻♂️
イケメンで清潔感のあるスーツを着ている会社員 - 🧟♂️
平凡で不清潔なよれよれのスーツを着ている会社員
この2人に初対面で会った時、
どちらが優秀で、信頼できる会社員だと思いますか?
多くの方は前者を選ぶと思います。それはなぜか?
これも「外見が良かったから、能力も優秀に違いない」と思い込んでいるからなんです。
「一つの点で決めつける」ではなく、人間は個性があり、人によって得意、不得意があるということを思い出しましょう。
ハンドワゴン効果
選択肢が複数ある場合、多くの人が同一の選択肢をとることによって、その選択肢をとろうとする人がさらに増える現象のこと。
これはつまり、
「多くの人が選んでるなら、その選択は間違いない」という思い込みのこと。
わかりやすい例というと
アマゾンや楽天のレビューがそれにあたると思います。
例えば
A、Bの商品があるとします。
どちらも同じ品質、同じ値段です。
- A
→星5レビューコメントが沢山ある商品 - B
→星5レビューコメントはあるが、Aほど星5レビューコメントが多くない商品
この時買うとしたら、AとBどちらの商品を選びますか?
多くの方はきっとAの商品を選ぶと思います。それはなぜか?
これも「多くの人がBよりAの商品を選んで買っているなら、Aのほうが良い商品だ」と思い込んでいるからなんです。
「多くの人が選んでいるから間違いない」と選ぶのではなく、なんでそれを選んだのかと選んだ理由を自分なりに明確することが大切だと思います。
今回の一言ポイント💡
これからバイアスについて勉強したい!少しでも気になる!ようでしたら、入門書としてぜひ読んでいただきたいです!
私としては 場所も取らない&値段が安い 電子書籍がオススメ!