FIREってなに?
FIREってどんなもの?よくわらないな〜
最近ニュースでもよく取り上げられる「FIRE」についてあなたはどこまで知っていますか?
ニュースなどをみて少しでも、
「FIREについて知りたい!」
「FIREをしたい!目指したい!」
そう考えているなら「FIREについて」この記事で理解を深めてみませんか?
どうも、サトウです!😆
今回はFIREについてお話ししたいと思います。
この記事の結論について
そもそもFIREってなんだろう?FIREの考え方
FIREとは「Financial Independence, RetireEarly」の頭文字をとったもので、FIが「経済的自立」、REが「早期リタイア」を意味しています。
→財政上の
Independence
→独立
Retire
→退職
Early
→早期
FIREの意味ってどんなものなの?
簡単にいうと、「経済的自立」というのは「働かなくても自分の資産で生きていける状態のこと」をいいます。
「早期リタイア」というのは60代になる前のこと(定年退職前)を指しており、
FIREというのは60代までに退職・資産運用し、生活費に困ることなく自分の好きなことをして生きていける生き方のことです。
欧米を中心として流行していた考え方で、
モノがいっぱいあって幸せだけど、モノよりも「人生=時間」がなにより大切だよね!
モノを買うために仕事に人生をささげるのではなく、家族や友人との時間、自分らしい生活を大切にするため仕事よりもプライベートな時間を優先しようという考え方です。
こまかなところまで説明していくと厳密には違いがあるのですが、ややこしくなるのでここではあえて触れません。
とりあえず、
FIRE=「若いうちから働かなくても生活費に困ることなく自由な人生を送れる」と覚えておくと良いと思います。
参考ブログ記事↓
※FIREのこまかな定義、違いについての記事です。筆者の記事ではありませんがとても参考になる記事ですのでオススメです!
あなたはどれを選択する?FIREって実はいろんな形がある!
FIREには以下の4つの種類があり、それぞれには達成するのには難易度が違います。難易度が高い方から説明していこうと思います。
4種類のFIRE
①FatFIRE(ファットファイア)
快適なFIRE生活 難易度「激ムズ」必要金額→1〜2億
→これが王道といわれる「FIRE」というもので、何にもしなくても株の配当や不動産などの家賃収入が入ってくる状態でなんにもしなくてもお金が入ってくるスタイルのFIREです。
FIRE達成後の残り人生は節約や仕事せずに遊んで暮らせる夢のようなFIRE生活が待っていますが、総資産が1〜2億ほどが必要になってくるため、一般の会社員では到底到達できるものではありません。
達成できるケースとしては、
・ハイリスクな投資し、成功する
・宝くじにあたる
などなど…。
どれも再現性がない、同じ条件でもどんな人でも達成できるわけではないため、「誰でも到達できるFIRE!」とはいえないでしょう。
②SideFIRE(サイドファイア)
副業FIRE生活 難易度「難しい」必要金額→2000万〜5000万円
→FIRE達成後も副業をしながら生活していくスタイルのFIREです。
FIREを達成する前は本業+副業で収入を増やしつつ、貯蓄・投資に回し、不労所得(株式の配当や不動産の家賃収入)で生活費をまかなえるようになったら、本業を退職し、自分が好きな副業でだけで生きていくことを目指していきます。
メリットとしては会社勤めのストレスをなくすことができます。
会社勤めのストレスとして
- 人間関係の悩み
- 休日が思い通りに取れない
- 会社によっては通勤しなければいけない
といったことがありますが、副業で働くことができれば「人間関係に悩まず、好きな場所で好きな時に仕事ができる」ため、会社勤めのストレスからは解放されます。
また、副業といってもただのお金を稼ぐことを目的としない「サイドハッスル」というもので、こちらは「やりがいを目的とする副業」を行うというものです。
※サイドハッスルとは?
自分の得意なこと、好きなことに取り組み、楽しみながら働らくことで充実感を得ることができる仕事のこと。
経済的な余裕があるため、嫌になったらいつでも辞めることができますし、また気が向いたらはじめればいいので趣味として仕事を続けていくというイメージに近いかもしれません。
どんな人におすすめ?
・好きな仕事をしながらFIREしたい人!
・FIRE後、お金がへっていくのに耐えられない人!
一見理想とするFIRE生活には見えますが、好きな副業で収入を得るのは決して容易なことではありません。
FatFIRE(ファットファイア)よりも条件が達成しやすいFIREではありますが、本人の努力次第になってきます。
私も副業としてこのブログを書いていますが、実情としてなかなか利益が出せないので副業は誰でもできるのか?というと難しいところです😥💦
しかし、逆に考えれば、副業さえうまくいけばSideFIRE(サイドファイア)達成への道ははとても簡単です。
本業+副業の収入を合わせることでよりお金が貯まりやすいので、FIRE達成までが道のりがグッとはやまりますし、本業以外で安定した収入があればFIRE後も安心して生活することができます。
達成できるか、できないかは副業次第、本人の努力次第といったところでしょう。
③LeanFIRE(リーンファイア)
節約FIRE生活 難易度「普通」必要金額→5000万円〜
→節約して生活費を抑えることでFIRE達成を目指していくスタイルのFIREになります。
イメージしてわかりやすいのが、昔のテレビの番組「1ヶ月一万円生活」みたいなとにかく節約して生活していくみたいな生活を想像してくれるとわかりやすいと思います。
雑草なんかを天ぷらにして食べる生活をしていましたね😅笑
あれは極端な例ですが💦
FIREを達成する前は、仕事をしながらも生活費を節約。その浮いた分を貯蓄・投資などに回し、不労所得で生活費をまかなえるようになったら、仕事を退職してFIRE達成前の同じ基準で生活していくことを目指していきます。
どんな人にオススメ?
・自給自足ができる人!
・モノを大事に長く使い続けられる人!
「仕事」そのものが嫌い!やりたくない!
だけど、節約や自給自足(農業)などは嫌いじゃないよ!むしろ好き!
そんな人にオススメのFIREスタイルですね。
④BaristaFIRE(バリスタファイア)
たまに働くFIRE生活 難易度「簡単」必要資金→人による
→FIRE達成後も働き続けるも、比較的短い時間で勤務をするスタイルのFIREになります。
わかりやすいイメージでいうと正社員のように毎月週5日のフルタイムで働くのではなく、パートや派遣のように週2〜3日で勤務し、仕事の自体の時間を減らしてプライベートの時間を増やすようなイメージです。
SideFIRE(サイドファイア)と混同されやすいのですが明確な違いあり、それは雇用されているか?いないか?の違いになります。
→個人事業主(雇用されていない)
BaristaFIRE(バリスタファイア)
→会社員(雇用されている)
雇用されるメリットとかあるの?
人間関係の悩みとか出勤しないといけないとかデメリットだらけだと思うけど…
雇用されるメリットとしては、
- 保険に入れる
- 会社が保険料の半分を支払ってくれる
この二つのメリットがあります。
知っている人も多いとは思いますが、会社勤めの社員が毎月支払っている厚生年金・社会保険料の半分は会社が負担してくれています。
個人事業主になってしまうと厚生年金・社会保険ともに全額負担となり、会社員としての恩恵(メリット)を得られないためBaristaFIRE(バリスタファイア)を目指す人もいるのです。
個人事業主より会社員のように毎月安定して収入が入るというメリットもあります!
どんな人にオススメ?
・FIRE後も社会とのつながりが欲しい人!
・FIRE後は時間が余る人!
またFIRE達成後も、仕事を通じて社会とつながりを持つことで様々なメリットもあります。
- 労働で誰かの役に立つ喜び得ることができる
- コミュニティーをもて、人間関係が豊かになる
- 安定した収入の確保することで生活に余裕が生まれる
まったく働かないよりも適度に働いたほうが幸せといった考え方もあり、FIRE後の引きこもりがちな生活を防いでくれるいったメリットもあります。
日本では会社員として働いている人が圧倒的に多いので、FIRE後の生活も想像しやすく、必要資金も圧倒的に少なくてすむので、BaristaFIRE(バリスタファイア)日本では一番達成しやすいFIREだと個人的には考えています。
FIREのメリット・デメリット
FIREのメリット
FIREの最大のメリットとしてはなんといっても「自分で人生のあらゆることを自由に選択できるようになる」。これに限ると思います。
人生の大半というのは仕事の都合により人生が決められてしまいます。
- 住む場所
- 起きる時間
- 眠る時間
これらすべてが仕事の都合が優先で決められてしまっているのが多いです。
昔と比べれば自由な働き方が増えましたが、それはあくまでも一部の会社のみであり、まだまだ多くの会社は自由な働き方ができないのが現状です。
仕事から完全に解放され、自分の主導権をもてるようになるのがFIRE最大メリットだと思います。
また、自分が家族を持っている場合、仕事より家族との時間を優先できることによってすれ違いを防ぎ、離婚や家族崩壊につながるリスクを大いに減らしてくれるかもしれません。
他にも、FIREを達成するまでの過程でお金の知識を手に入れることでその後の人生設計もしやすくなるメリットもあります。
人生100年時代といわれる昨今の日本の状況を考えると、家計の見直しや資産運用の知識を習得できる「お金の知識を学べる」というのは大きなアドバンテージとなると思います。
FIREのデメリット
FIREって本当に素晴らしいよね!
といった話をしてきましたが、もちろんデメリットも存在します。
FIREの主なデメリットとしては次のことがあげられます。
株式や投資信託などによって資産運用していくのはそう簡単なことではなく、反対に損失が出て資産が減ってしまう可能性もあります。最悪元本割れしてしまうリスクも…😱
また、想定外の出来事(親の介護、重い病気やケガ)によって、お金が予想より多くでていく場合もあり、資産運用だけのお金では生活できなくなる可能性があります。
人によっては仕事をやめてしまうと「思ったよりも時間を持て余してしまった。退屈…😩💦」と生きがいを失ってしまうことだってあります。再就職したいと思っても、長い間と就職してないことでキャリアアップはおろか、再就職はできなくなってしまう場合も…。
このような最悪の事態をさけるためには、FIRE(早期リタイア)後に自分がどんな人生を送りたいのか価値観マップを作成し、様々なことを想定した資金形成をすることや、リタイア後も再就職やキャリアアップできるような取り組み(副業やゆるく仕事を続けていく)を継続しておくことが大切です。
ただし、介護士だけはそういったデメリットは少ないかもしれません。
今回の一言ポイント💡
FIREについて理解してもらえたでしょうか?
どうしても日本で住んでいると「プライベートよりも仕事が優先!」といった意見が多く、「プライベートを犠牲にしてまで仕事をしないといけいない!」といった考え方が非常に多くあります。
しかし、いったん立ち止まって「なんのために仕事をしているか?」考えて欲しいのです。
仕事をやっている目的として「やりがい」や「生きがい」といったものもあるでしょうが、多くの人にとっては「生活費のため」に仕事をしている人がほとんどなのではないでしょうか?
仕事はあくまでも「生活費を得るため」の手段であり、「仕事」そのものが目的ではありません。
仕事→目的 生活→手段❌
仕事→手段 生活→目的⭕️
仕事のために生活を犠牲にするのではなく、生活をするために仕事をするといった本来の目的を取り戻せるのがFIREという選択肢だと考えています。
自由を手に入れる道「FIRE」について少しでも理解を深めてくれたなら嬉しいです!それではまた!