なんで必要もないプレゼントをしてくるんだろう?
あなたは毒親に、必要もないプレゼントを頻繁に渡される”通称「プレゼント攻撃」”をされたことありませんか?
「いらない!😣」
そう本人が拒否したとしても本人の意思関係なく、無理矢理でも渡して感謝を強要してきます。
そして、拒否を繰り返すと逆上し、子どもに強くあたってきます。
せっかくあげるのになんでそんな態度とるの!
まるで悪質な押し売り。こんな迷惑な話はないですよね。
「なぜこのような行為(プレゼント攻撃)をするのか?」
結論からいいますと、
→「子どもを支配するための一つの手段として使っている」と思われます。
実は「プレゼント攻撃」って人間の心理をうまくつかっている洗脳方法なんです。
どうも、サトウベアーです!😆 (@KmoWyxoTbqIn70Q)
今回は毒親はなぜ不要なプレゼントをしてくるのか?についてお話ししたいと思います。
この記事の結論について
なぜプレゼント攻撃をされると気持ちがざわざわするの?
プレゼント攻撃をされた人ならわかると思うのですが、
プレゼントをもらった時なにか気持ちがざわざわしませんか?
プレゼント自体は嫌なのに、もらったからには何か返さないといけないような気がする…
なんでこんな気持ちになるの?
なぜこういった気持ちになるのでしょう?
これは人間の心理の一つ「返報性の原理」をうまく使っていると思われます。
返報性の原理の原理とは?🤔
もらったからには、なにかお返しをしないと申し訳ない…
こういった気持ちになる心理効果のことで、
身近でたとえるなら、スーパーの試食がわかりやすいと思います。
今日はウインナーが安いですよ!一本どうぞ!
美味しそう!ありがとうございます!
〜試食後〜
試食をさせてもらったのに、食べて帰るだけは申し訳ない…。
せめてなにか買っていこう!
そういった気持ちにさせる心理効果を狙うことができます。
あらゆる場所で使われていて、
「もらった時にはなにかお返しする」という非常に単純であたり前の行為ですが、あたり前ゆえにその効果は絶大です。
善意で利用される分ならいいのですが…
「毒親のプレゼント攻撃」にように悪意で使われるとそれはもう厄介です。
意識していないと悪意で使われた時に防ぎようがありません。
ここが怖い!返報性の原理は相手が嫌いでも返す義務が発生する
返報性の原理の一番怖いところは、
「相手を好きかどうか関係なくても返す義務が発生する」という点です。
相手に好意をいだいてなくても、むしろ嫌っていても心理的に返す義務が発生します。
そのわかりやすい例として、
「ハレー・クリシュナ協会」という宗教団体が返報性の原理を使って莫大な寄付金を集めた話は有名です。
その方法とは、非常にシンプルなもので空港など人が多いところで、道を通り過ぎる人に花を渡すだけです。それもかなり強引にです。
花束を強引に「あなたへのプレゼントです」といって持たせたり、直接服にピン止めをし、「いらない!」と拒否をされても「いいえ、これは私たちからのプレゼントですから」といって渡してしまいます。
そして、花束を返されることを拒否。
相手は仕方なく受け取ることとなり、返報性の原理がここで発動。
この結果「寄付をしてくれませんか?」と言われると、
多くの人たちが嫌がっても「受け取ったからには返さなければいけない」という心理的義務感を感じて寄付を仕方なくするという流れになります。
寄付した人に中にはあまりにも不快な思いをしたから花束をゴミ箱に捨てる人もいたみたいだよ!
好きかどうかは関係ない…
返報性の原理は本当に効果絶大なんだね。
毒親のプレゼント攻撃はハレークリシュナの手口と一緒!
毒親のプレゼント攻撃はハレークリシュナの手口となんら変わりない、とても卑怯で悪意ある行為です。
お金は取られないだけマシかもしれませんが、返報性の原理により心に枷をはめる行為なのでこれは押し売りよりも厄介かもしれませんね…。
私たちはどうやって返報性の原理の罠を回避することができるのでしょうか?
返報性の原理の罠を防ぐ方法は「拒否」と「仕組みを知っておくこと」!
返報性の原理はなにか与えられてもらった時点で、「返せないといけない」という心理的義務感が自然発生してしまうものです。
これはもう人間の本能みたいなもので、一度発生してしまうとお返しをするまで「返さないといけない」という気持ちにずっと取りつかれてしまいます。
返さないと不快感を感じる…。
この強力な返報性の原理の罠を回避する方法としては「拒否」と「仕組みを知っておくこと」、この2つを意識しておきましょう。
拒否すれば、そもそも返報性の原理は発生することはありませんし、
仕組みを知っておくことで「この人は自分が得したいがためにプレゼントしているのでは?🤨」と打算的な思惑を見抜くことで好感を抱くことはなくなるでしょう。
毒親のプレゼント攻撃に対しては、
それ自体を拒否するか、拒否に対して発狂するならそのままやりたいようにやらせておきましょう。
返報性の原理の仕組みを知っていれば嫌悪感しか抱かないので大丈夫です。
またプレゼントしてきた…気持ち悪い…。
どうせ言って聞かないし、やりたいようにやらせておこう!
悪用厳禁!実は怖い心理学が他にもある!
実は返報性の原理以外にも、知らないと騙されてしまう怖い心理学が色々があります。
たとえば、
→人がとるべき正しい行動はまわりで決まってしまう心理効果。
みんながやっていることがすべて正しいと思ってしまう。たとえ本人が間違っていたと気づいている・知っていたとしてもまわりにつられて間違った行動をしてしまう危険性ある。
→権威があるものに対して思考停止で命令をうけていれてしまう心理効果。
多くの人は権威あるものに命令に逆らえなくなり、それが殺人でも命令に逆らえない。これは見せかけ権威(偽物)でも他人を従わせることができ、詐欺師などがよく使う心理学でもある。
これらの心理効果はすべて、
アメリカの心理学者ロバート・チャルディーニ作「影響力の武器」と呼ばれる実践で使える心理学の名著にのっており、人間関係や仕事で実際に使えるレベルの心理学を色々知ることができます。
もしすこしでも心理学に興味があるなら、ぜひご覧になってみてください。
きっとあなたの知らない世界を知ることができます。
こちらも一読しましたが、オススメです。
こちらは毒親育ちには人生でぜひ一回は読んでほしい一冊です。
今回の一言まとめポイント💡
毒親のいいなりのならないためにも、まずはどんな心理効果があるのか知ることが必要です。
プレゼント攻撃も一種の心理効果を狙ったものですが、仕組みさえ知っておけば毒親に騙される可能性はグッと減ります。
ほかにも毒親に関連した実は怖い心理効果について解説していたいと思っているので、気になった方は今後も読んでみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございます!
一刻も早く毒親から解放されて幸せになりましょう!それでは!