毒親から離れたいのに、親のことを考えると心配…。
毒親から離れることができたのに、親への罪悪感があって生きづらい。
「毒親への罪悪感で苦しい。」
毒親から離れたにしても、離れないにしてもそういった悩みを多くの毒親育ちは抱えているのではないでしょうか?
毒親育ちは優しくて、真面目な人が多いばかりに、
幼い頃にあんなにひどいことをされたのにいまだに親への未練を捨てることができない人がたくさんいます。
TwitterなどのSNSなどでも、
離れたくても、離れられない…
そういったことがタイムランによく流れてきます。
これではいつまで経っても毒親育ちは幸せになることができません。
どうすれば毒親育ちは毒親への罪悪感を捨て、幸せになることができるのでしょうか?
今回はその方法について紹介したいと思います。
どうも、サトウベアーです!(@KmoWyxoTbqIn70Q)
今回は毒親への罪悪感を捨てる方法についてお話ししたいと思います。
この記事の結論について
罪悪感を捨てるステップ①罪悪感の正体は毒親の洗脳であると自覚する
まずは毒親への罪悪感を捨てるには、
罪悪感の正体は毒親による洗脳だと自覚する必要があります。
よく考えてもみてください。
なにか疑問に感じませんか?
「なぜ自分はあんなにもひどいことされたのに毒親へ罪悪感を感じるのか?」
あなたも「自分は矛盾している。なんかおかしい…。😥」と実は気づいているではないでしょうか?
毒親によってあなたは精神的・肉体的にも追い詰められたのに…
あなたの人生は毒親によって今も昔も苦しめられているのに…
「どうしても見捨てられてない。罪悪感がある…。」そういった感情がどうしても湧いてしまう。
不思議ではないですか?
通常であれば、自分に危害を加える相手がいれば、例え親だとしても自分の身を守るために距離を置くことができるはずです。
しかし、毒親の場合にかぎってあなたは毒親から距離をおくこと、それができない。
なんでそんな不思議なことをしているのでしょうか?
「親子の情」というものでしょうか?いいえ。
それは「親子の情」というものではなく、それは似て非なるもの。毒親による「洗脳」を受けてきたからなんです。
- 親に逆らってはいけない。
- 親はどんな親でも敬うべき。
- 親は子どもへ無償の愛を注いで育てている。
- 親はどんな時でも子どものためを思って働いている。
⬇︎
これは常識ではなく、すべて毒親の洗脳。
逆らわないようにそういった教育(洗脳)行ってきた。
あなたは毒親の思い通りになるように、都合の良い存在へとなるようにそう仕向けてられていたのです。
思い返してみれば、いくつも思いあたる節があるのではないでしょうか?
「親は偉い!どんな親であっても感謝しなければいけない!」という教育という名の「洗脳」を長い時間されてきたからこそ、
たとえ毒親であっても離れることに罪悪感を感じてしまったり、ためらってしまうのです。
本心ではあなたが、
本当は毒親から離れたいはずなのに、なぜか苦しい…。
毒親が悪いはずなのに、まるで自分が悪いことをしているように感じる…。
と苦しんでいるのがその証拠です。
毒親が子どもを気持ちを無視して洗脳して、「親のいうことは絶対!」という価値観に縛り付ているからこそ、子ども本人は苦しいですし、幸せな気持ちになれないのです。
毒親は言葉を巧みに利用して洗脳する
よく毒親は子どもを無理やりでも納得させるために「親子の情・絆」という言葉を持ち出して、
私はこんなにもあなたのためを思って考えている!
と自分の主張は正しいのだと言い張りますが、それは毒親がよく使う洗脳の手段の一つです。
表面上は都合の良い言葉でごまかしていますが、毒親の本音は子どもを支配したいだけ。
支配したいがために正論で子どもを黙らせて、
子どもに洗脳を気づかれないように、綺麗な言葉を使って自分の支配したいという欲望を隠しているだけなのです。
そもそも愛のある家族がだったら、「親子の情・絆」という言葉を持ち出してきて正論で子どもを黙らせたりしません。
子どもの気持ちや主張を聞いてくれるなど、行動で表してくれるはずです。
毒親は所詮は口先だけの存在。
毒親が子どもを洗脳をしやすいように「親子の情・絆」という言葉をうまく使って、
子どもが親への好きな気持ちを利用して洗脳しているのに過ぎないのです。
口先だけだったらなんとでも言えます。重要なのは行動です。行動も伴っていない言葉ほど信用できないものはありません。
毒親から逃げたくても、逃げられないから困っている!それが洗脳されている証拠
中には「毒親に洗脳されていますよ!」
といくら伝えても、
いやいや、確かにうちの親は毒親かもしれないけど、洗脳されていないし、親なんて嫌いだし、それこそ被害妄想だよ。
と洗脳自体を否定されたりすることがいらっしゃいます。
しかし、そういう人に限って、
「嫌いな親の近くにいて苦しい思いをしているくらいだったら、そんな親身捨てて逃げればいいじゃないですか?」
とアドバイスすると…
それができないから困っている!
と怒る方がいらっしゃいますが、実はそれこそが毒親の洗脳なのです。
だってよくよく考えてみると、言っていることと、やっていることが矛盾しているんですから。
親を嫌いはずなのに…
苦しい思いをしているはなのに…
その原因の親から離れられない。
おかしくありませんか?
先ほども説明しましたが、通常なら嫌な思いをしているのなら、その人から今すぐにでも離れることを選択することができるはずです。
それなのに、本人がしたくてもそれができない。
これを洗脳と言わずして、なんというのでしょうか?
「毒親だとわかっているけど、親から離れられないから困っている!😫」という人ほど、本人でも気づかないうちに毒親に洗脳されているのです。
ステップ②自分で罪悪感を作ってないか確認する
罪悪感の正体は、毒親の洗脳だったと理解することができたでしょうか?
では次のステップとして、
「自分で罪悪感を作ってないか確認する」というステップに進みたいと思います。
実は毒親育ちは自分で無意識のうちに罪悪感を作り出していることもあるのです。
いや、正確にいうと、
毒親に自分で罪悪感を作りだすように洗脳されたと言った方が正しいでしょう。
なぜ毒親がそんなことをするかというと、
毒親は子どもを支配・コントロールしやすいようにするためです。
罪悪感を持たせることで親に理不尽なことをされても、反感を抱かないように「自分が悪い」そう思わせるようにするのです。
親にたとえ、暴言・暴言などされても、
「自分がなにかきっと悪いことをしたんだ。」
「悪いのは自分だ。」
「原因は自分にあって、親は悪くない」
そう思わせるために罪悪感を持たせる洗脳を行うのです。
実はその洗脳が大人になっても未だに残っており、「すべては自分が悪い」という洗脳を解いてないから、罪悪感がどうしても湧いてしまうのです。
だから、毒親への罪悪感を捨てるためにも自分で罪悪感を作っている原因を見つけて、それを改善していく必要があるのです。
自分の無意識で言っている「内なる声」が罪悪感を作り出す原因だったりする。
罪悪感を作り出している原因の一つとして、「内なる声」が原因だったりします。
内なる声があなたが責め立てることで、あなたが自分が一方的に悪いんだと思い込んでいることがあるのです。
たとえばあなたが仕事で失敗した時、
あなたは自分に対してこう言い聞かせていませんか?
まったく!自分は一体なにやってるんだ!
ヘマばかりして、なんて情けない!もっとしっかりしろ!
そういった罵詈雑言で自分を責める立てる声を掛けてはいませんか?
実はそれがあなた自身が罪悪感を作り出している原因なのです。
だってよく考えてみて下さい。
確かに仕事に失敗したことは良くないことですし、反省することは必要だと思います。
しかし、それほどまでにあなた自身を責め立てる必要があるでしょうか?
失敗といっても、自分だけ一方的に悪いなんてことなんてよっぽどことがないとありませんし、失敗なら誰だってします。むしろ、人間なら失敗するのはあたり前です。
それなのにあなたの内なる声が一方的にあなた自身が悪いと決めつけている。
それもこれも幼い頃から「すべては自分が悪い」思い込まされてきた毒親の洗脳による影響なのです。
「内なる声」に対して疑問を持ち、その癖を治していく
毒親への罪悪感を捨てるためにも、
自分を責め立てるような、自分自身が一方的に悪いんだと言ってくる「内なる声」に対して疑問を持つことが大切です。
そして、「自分の毒となる内なる声」気づいたのなら、
「自分の薬になるような内なる声」にへと意識的に変えていくことで、だんだんと罪悪感からも解放されていくことができます。
たとえば、
自分は親を見捨てるなんてなんてひどいやつなんだ…。❌
どんな親だって尊敬しないといけない…。❌
こんな風にして、
「自分の毒になるような考え方」から、「自分の薬になるような考え方」に意識的に変えていくのです。
「内なる声」は無意識なので、最初のうちは探し出すのは難しいとは思いますが、意識していればそれほど難しいことでもありません。
気づいた時「こういった癖がある」とメモをして、あとから時間をかけて修正していくと良い思います。
こちらの記事も参考になると思うので、よかったら読んでみて下さい。
ステップ③毒親への罪悪感を捨てるトレーニングをする
最後のステップとして、
より実践的な内容「毒親への罪悪感を捨てるトレーニング」について話そうと思います。
このステップでは”具体的にどのようにすれば罪悪感を捨てること、減らすことができるのか?”それを紹介していきます。
先ほどもステップ①、ステップ②でも説明した通り、
毒親への罪悪感の正体は長い時間をかけて行われた洗脳に近いものであり、そう簡単には捨てることできません。
しかし、これから紹介するトレーニングを行うことでゆっくりですが、確実に洗脳を解いていくことができます。
手軽にできるトレーニングをまとめたので、よかったら参考にしてみて下さい。
毒親への罪悪感を捨てる・減らすことに役立ててくれたら嬉しいです。
自分にツッコミをいれて、自責思考を減らしていく
罪悪感を捨てるには自責思考を減らしていくトレーニングが必要になります。
「自己思考」これ自体は悪いことではなく、傲慢にならずに済んだり、間違えを素直に認め反省をよくするようになったりとメリットもあるのですが、
あまりにも自分を責める機会が多すぎると、
「全部自分が悪いんだ…」感じてしまい、いつまでも毒親へ罪悪感を持ってしまう原因になったりします。
毒親育ちの場合は自然と自責思考になる機会が多く、常に自分を責めてしまっている状態なので、「あなたのせいではないんだよ」と自分に言い聞かせる必要があるのです。
では具体的にどのようにするかというと、
自責思考になっているタイミングで、「それって本当に自分のせいなの?」と問いかける習慣をつけるというものです。
全部自分が悪いんだ…
↑ここでツッコミを入れる
いや、でもそれって本当に全部自分のせいなの?ほかにも原因があったんじゃないかな?
この習慣身につけることで、一度冷静になって物事をみるクセがつき、
「ここまでは自分の責任だけど、これから先には自分の責任じゃない」と自己責任の範囲を理解できるようになります。
自己責任の範囲を理解できるようになれば、「確かに自分が悪いこともあったけど、全部自分が悪いわけじゃない」と考えられるようになるので、自然と自分を責める機会も減っていく。というわけです。
また、この習慣を身につけることで毒親からの「お前のせいだ!お前が全部悪いんだ!」という罪悪感を持たせる発言に対しても「いや、それは違うでしょ。」と冷静に対処できるようになるので、
自分でツッコミをいれる習慣を身につけることをオススメしたいです。
他人を肯定するように自分を肯定してあげる
このトレーニングは他人の過去の努力や普段の頑張りについて認めてあげるように、自分の努力や頑張りについても褒めてあげるというものです。
このトレーニングを行うことで、自己肯定感が上がり、罪悪感を捨てることが期待できます。
方法としては簡単で、
まず最初に以下の3つの質問をあなた自身にして下さい。
- あなたの友達や大切な人が落ち込んでいたとする。あなたはどんな風に慰めますか?
- あなたの友達や大切な人が仕事で失敗した時、どんな風に優しく声を掛けてあげますか?
- あなたの友達や大切な友人が成功した時、どんな風に声を掛ける?
質問に答えましたか?
では次にその答えた内容を、自分に当てはめてみるのです。
わかりやすく言うなら、他人に優しく声を掛けたあげたように、自分にも優しく声を掛けてあげるイメージです。
自分の努力や頑張りが認められない、自分に対して異常に厳しい人はぜひ一度やってほしいトレーニングです。
声に出して自分を肯定する
意外と知られている方法でもありますが、知っていない人のために紹介しようと思います。
これはすごく簡単で、一人でいる時に声に出して自分を肯定するというものです。
「声に出す」というと、
え?それだけ?
と思うかもしれませんが、その効果は大きく、毎日続けると目に見えて変わってきます。
実際に行う方法としては非常に簡単で、「自分は幸せになっていい」と言い聞かせることを寝る前に毎日3回でいいので、口にだして言うというもの。
特に寝る前というのが重要で、寝る前に行うと印象に残りやすく効果があります。
とても手軽なので、これをできる限り毎日続けることをオススメしたいです。
自分を許すことに関しての名言を毎日見るようにする
あなた中で「これは響くな〜」という自分を許すことに関しての名言を毎日見るようにしましょう。
方法としては、寝る前に自分を許すことに関して名言をみるだけ。
もっと効果をあげたいなら、声に出して読んでみるのもの良いと思います。
毎日寝る前に「自分を許していいんだ」というすりこみを行い、潜在意識に働きかけることで、少しずつですが罪悪感から解放されることが期待できます。
昔のトラウマを鮮明に思い出す
これは手軽にできない内容なので載せようか迷いましたが、一応紹介しておきます。
「こんな方法もあるんだね🤔」
という感じで参考にしてくれたら嬉しいです。
このトレーニングはいまだにトラウマになっている毒親の記憶に対して「自分の抱いた感想ではなく、見たことや聞いた事実だけを思い出す」というもので、
過去のトラウマと対峙するというものです。
過去のトラウマでは記憶が自分によって改変されていることが多く、無意識に自分が原因だと思っていることが多々あります。
しかし、実際にはそう思い込んでいるだけのことが多く、本来の事実とは異なることがあるのです。
それをトラウマを正確に思い出すことによって、
自分のせいではなく、あくまでも親に責任はあるだと自覚することで、
必要以上に自分を責めることがなくなり、親の問題と自分の問題に対しても、境界線を引くようにできるようになります。
ただ、トラウマを思い出すというのはかなり苦痛を伴うものなので、かなり勇気が必要ですし、場合によってはトラウマが悪化する恐れがあるので素人だけで行うは難しいという問題があります。
自分一人で行うのは難しいと感じた時にはカウンセラーの方と相談して一緒に行ってみるというのも一つの手かもしれませんね。
今回の一言まとめポイント💡
毒親への罪悪感は時間をかけて、ゆっくり作られてきたものなのでそう簡単には捨てることはできません。
強力な洗脳みたいものなので、いざ捨てるとなると、一朝一夕で済むような問題ではなく、それこそ時間をかけて行うしかないでしょう。
ですが、言い換えれば時間をかけてゆっくりやれば、誰でも毒親への罪悪感を捨てることは可能です。
いつまでも罪悪感を捨てられない!
といった人は今回の記事で紹介した罪悪感を減らす方法やトレーニングなどを参考にしてしてみて下さい。
時間はかかりますが、毒親への罪悪感を捨て切ることは必ずできます!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
一刻も早く毒親から解放されて幸せな人生を生きましょう!それでは!